SOYBEAN's inc

SOYBEAN's Inc.

もっと楽に、楽しく。生きていきたい。社長はというと、うつ病・強迫性障害・HSP・全般性不安障害をココロに抱えていますが、夢のために日々奮闘しています。

もしもひとつ願いが叶うとしたら

 

 

いつかの朝、

通院中の病院の待合室でHSPに関するチラシを目にした。

 

確か前に就職活動をしていた時、

長所の記入欄に感受性が豊かだと記入した。

感受性という言葉の意味を間違って捉えていないかと不安になって

インターネットで調べた時に一瞬目にした言葉だった。

 

 

私は気になって順番待ちをしている最中、インターネットで検索した。

https://hikaru3.com/hsp-ni-tuite/

HSP、The Highly Sensitive Person(とても繊細な人)(ザ・ハイリー・センシティブ・パーソン)

そのサイトにはどのくらい自分が物事に敏感か診断するためのテストがあった。値が60点以上ならHSPの可能性が高いというもので、私の得点は139点だった。

 

 おそらく、私はHSPだ。

 

そのサイトに書かれているものを見た時に、

私だけが変なんじゃないんだ。と今まで自分の感情に抱いた疑問が一気に解消されたかのようでスッキリとした。

 

私は、強迫性障害全般性不安障害、そしてHSPを小さい頃から抱えて生きてきた。

少し前に診断された自律神経失調症の症状によって、嘔吐恐怖症でもある。でも昔から吐くのを我慢する癖があったのは覚えている。

そして、少し痛いだけで癌ではないかと深刻に考え込んでしまい医者に駆け込む、癌恐怖症でもある。

外見に異常なほどのコンプレックスを抱え、

それらの精神疾患が元で、今ではうつ病を患っている。

 

精神疾患についてインターネットで調べていたとき、

精神障害という言葉を目にした。

 

あ、私って精神  障害者なんだ。

 

スッキリとしていたはずの胸に、どしんと大きな石が乗っかった。

 

五体満足で産まれ、何不自由なく、健康そのもの。

多少体が弱くても、それは障害と呼ぶほどのものではなかった。

これまで障害を持った人に出会っても、差別的な目で見たことはない。私には想像もできない苦労があるだろうと思っても、障害のない人にもそれぞれ苦労はあるし、みんな平等に愛情をもらうべきだと思っていた。

障害なんてものは、みんなの顔が違うことみたいに感じていた。

 

そう思っていた。

 

20年生きてきて、初めて突きつけられた

障害者という言葉。

衝撃的で、とてもショックだった。

でも確かに見えない障害をたくさん持っている。

自覚してしまって、涙が出そうになった。

急に怖くなって、とても不安になった。

夢や、憧れたものから、一気に遠ざかったかのようだった。

こんなことを言えば不快に思う人もいるだろうけど、

私は私自身を軽蔑したのかもしれない。

また、そういう自分をも軽蔑したのだと思う。

 

 

 

帰宅してから、私はリビングのソファーで横になった。

そして思い出すのは家族の顔。

それから今日のことをまた思い出した。

母に、今日のことをメールした。

そしたらすぐに、気に病まないで!と返ってきた。

 

母とは似てるところがたくさんある。

おそらく、精神的な病は母譲りだ。

だからいつも私の気持ちを1番に理解していつも私の味方だった。

自分に対しては人一倍ネガティブなのに、私にはいつも前向きな返事をくれる母。

母に話すといつでもなんでも自分の悩みはちっぽけになる。

でも、今日は少し違った。

母のメールには、うん!と返した。

それ以外何も言葉が浮かばなかった。

夜になっても気分は沈んだままだった。

一日中悩んで、むしろ悪化した。

 

母とお風呂に入って、今日のことをまた、話した。

そして、私のわるい所が似ちゃったんだね。と言われた。

 

ふと思った。母のそういうところを、わるい所だと思ったことないや。

むしろ情の厚い、心の温かい母を尊敬して生きてきた。

 

ん?、これは長所じゃないか

私は人よりも、繊細で、複雑で単純な、色んな感情を持っている。感情の起伏が激しくて、笑って怒って泣いて、また笑って。だからなんだっていうんだ。私は幸せをたくさん知っているし、私は人より人らしいのかもしれない。

気持ちが吹っ切れて、またいつもみたいに母に将来の夢を話した。

そしてまた、ニュージーランドに行った時見た満天の星の話、夜飛行機の中で見た景色の話もした。

夢と神秘で満ち足りた気持ちになって、すっきりしたと思ったら、またすぐになにかのことで悩みだした。そういうことをなんども繰り返す。

 

それが  私  らしい。

 

 

『もしもひとつ願いが叶うとしたら?』

 

携帯から流れる音楽が、私に問いかけた。

これまでなんども問われた問題。空が飛べるようになる?食べても食べても太らない体になる?お金持ち?不老不死?でもそれら全て幸せとは限らない。

 

しばらく考えて、思いついた。

 

 

こんな自分を心から愛せるようになりたい。

他人と比べたりしないで、

私らしく。自分は自分。と言いきれるくらい。

 

 

そしたらきっと、

幸せを知ってるだけじゃなくて

幸せになれるのかもしれない。